DXアンテナ システム設計、施工、登録点検までの全工程を担当の近畿初「簡易ミニサテ」が運用開始

システム設計、施工、登録点検までの全工程を担当の近畿初「簡易ミニサテ」が運用開始

大津市葛川地区簡易ミニサテの受信点(大津市クリーンセンターに設置、彦根局を受信)

大津市葛川地区簡易ミニサテの受信点(大津市クリーンセンターに設置、彦根局を受信)

テレビ放送の地デジ完全移行まで約半年あまりを残すのみとなり、国家プロジェクトとして関連インフラのデジタル化対応が急がれています。山間部などでの地デジ難視聴解消策として、放送波を無線で再送信する新方式である「ギャップフィラーシステム」や「簡易ミニサテ」の導入が全国各地で進みつつありますが、このほど滋賀県大津市葛川地区において、中継局の廃局に伴う地上デジタル放送の難視聴への対策を目的とした、受信点1ヵ所と送信点3ヵ所による構成の簡易ミニサテ施設が完成し(簡易ミニサテは放送局が免許を持つもので、受信者側の組合などが免許を持つギャップフィラーと区別されます)、この地域の対象となる約60世帯のご家庭での地デジ放送鮮明受信に活躍を開始しました(運用開始日:平成22年12月25日)。

葛川貫井中継局の送信点(送信機と5素子および3素子リングアンテナで構成)

葛川貫井中継局の送信点(送信機と5素子および3素子リングアンテナで構成)

この施設の計画から完成まで、DXアンテナは事業主体の民放テレビ4局(毎日放送、朝日放送、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送)に協力(システム設計、施工、登録点検までの全工程を担当)、DXアンテナが手がけた簡易ミニサテの第一号施設です。これはDXアンテナの『受信から送信へ』というビジネスコンセプトにもとづく、『情報伝送システム企業』としての地デジ化推進という国策への貢献の一環となるものです。

山間部に位置する大津市葛川地区では、朽木葛川中継局にNHK総合と教育の2局がデジタル置局されておりますが、民放4局(毎日放送、朝日放送、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送)はギャップフィラーに相当する簡易ミニサテ局を置局して対応する方針となりました。DXアンテナはこの計画の当初から事業主体となる民放各局に、これまで兵庫県や和歌山県などの各地で実績を重ねてきたギャップフィラーにかかわる技術を存分に活かしながら全面的に協力し、受信点1ヵ所と送信点3ヵ所で構成する簡易ミニサテ局の導入により、地区内の各世帯(対象世帯数;約60)での鮮明な地デジ放送受信を実現しました。

簡易ミニサテおよびギャップフィラーは、放送電波が山間部などの地理的条件や高層ビルなどの建造物で遮られ電波が届かない地域に、小さな出力の電波で難視聴地域を解消する中継設備です。
アナログ時代の解消方法は、ケーブルによる共同受信施設(共聴)で対応してきましたが、デジタル方式の採用により電波で解消する方法が可能となりました。
システムとしては、ケーブルによる共同受信施設と同じように、良好に受信できる受信点でいったん電波を受信して、簡易な送信装置で無線により各家庭に配信するもので、無線共聴施設とも呼称されています。
地上デジタル放送では、簡易ミニサテやギャップフィラーによる難視聴地域の解消が可能となりますが、その主な特長は次の通りです。

(特長)
送信設備が小さな規模であるが、放送局と同様のデジタル放送の電波を送信可能
小さな出力(~50mW/ch)により小ゾーン用として対象地域へのきめ細かな送信が可能
電波で配信することからワンセグサービスにも対応
放送事業者による簡易ミニサテのほか、地上デジタル放送の受信改善の目的であれば、放送事業者以外の方でもギャップフィラーとして設置可能
技術基準適合証明制度や登録点検制度を活用することで、免許手続きの簡素化、迅速化が図れる。また、無線従事者の選任が不要に

<完工した簡易ミニサテ 施設概要>
所在地:   滋賀県大津市葛川地区
施設の目的: 山間部のため、地デジ放送が受信できない状況が生じるテレビ難視聴への対策
無線局名:  葛川貫井中継局、葛川細川上中継局、葛川細川下中継局 (計3局)
施設の免許人:民放テレビ4社(毎日放送、朝日放送、関西テレビ放送、讀賣テレビ放送)
対象世帯数: 約60世帯
伝送信号:  地上デジタル放送4波+データ放送
ch. D14 讀賣テレビ      <彦根局の再送信>
ch. D15 朝日放送       <彦根局の再送信>
ch. D16 毎日放送       <彦根局の再送信>
ch. D17 関西テレビ      <彦根局の再送信>

設置済機材:
<受信点(彦根局向け)>
受信用UHFアンテナ YAL25UD    1台
※アンテナ高 約3m
ヘッドアンプ(光出力型) HAOT101    1台

<送信点(葛川貫井中継局)>
送信装置(光入力型) GAOR101  (出力10 mW/ch)  1台
送信用5素子リングアンテナ ULR5Z1、3素子リングアンテナ ULR3Z1
ともに水平偏波   各1台
アンテナ高 約15m
<送信点(葛川細川下中継局)>
送信装置(光入力型) GAOR101  (出力10 mW/ch)  1台
送信用3素子リングアンテナ ULR3Z1 水平偏波    1台
アンテナ高 約15m
<送信点(葛川細川上中継局)>
送信装置(光入力型) GAOR101  (出力10 mW/ch)  1台
送信用3素子リングアンテナ ULR3Z1 水平偏波    1台
アンテナ高 約15m
この施設における特筆事項:
DXアンテナが手がけた第一号のミニサテ施設です。
受信点は大津市クリーンセンターに設けており、3つの送信点までは光20km伝送で2段中継となっています。
彦根局に向けた受信点のアンテナ高はあえて土手すれすれで設置しています。これは彦根局が琵琶湖の対岸に位置しているため、湖面による反射波の影響によるフェージングを軽減させるためです。

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