地デジギャップフィラーシステムの工期が短縮できる
「工事設計認証」*2の技術基準適合証明を取得
マスプロ電工は,地上デジタル放送用ギャップフィラーシステムについて「工事設計認証」を,財団法人テレコムエンジニアリングセンター(総務大臣の登録を受けた認証機関)より取得しました。
今回取得した「工事設計認証」は,申請したシステムの機器,および,工事設計に対して技術基準が適合するもので,機器の性能・仕様などはもちろん,それらを製造・検査する工場においても審査対象となります。
個別のシステムごとの技術基準適合証明と異なり,大変厳しい審査であるこの「工事設計認証」を,当社はギャップフィラーシステムを製作している業界で初めて取得しました。
ギャップフィラーシステムは,地デジを受信する地域ごとにチャンネルを調整するため,設置する場所が異なれば,チャンネル番号や使用する機器が変わります。
個別のシステムごとに認証される技術基準適合証明は,導入する地域が変わればチャンネル番号も変わり,毎回その申請が必要となります。
当社が取得した「工事設計認証」は,全てのチャンネル(ch.13~62)に対応し,また,量産品すべてに適用されるので,チャンネル番号や設置場所が違っても,簡易な手続きで済み工期が短縮できます。
そして,技術基準適合証明と同様に,放送電波を発射するシステムや機器に必要とされる,落成検査・登録点検が省略され,また,免許交付後の無線従事者の選任が不要になるなど,システムの設置・運営に必要な手間や作業が省かれ,
工期短縮,コストダウンが図れます。